2025年9月25日
公明党の赤羽一嘉副代表は24日、長野県塩尻市を訪れ、同市が産学官民連携で進める「自動運転バス」実証事業を調査した。中川宏昌衆院議員、地元市議が同行した。
同事業は、今月15日から26日まで、地域DX(デジタルトランスフォーメーション)センター「core塩尻」を発着点とする東回りと西回りの二つのルートを設け、公共交通の利便性向上や持続可能な交通網の実現に向けた課題を探るため実施する。
一行は、塩尻駅や銀行支店に停留し、新興住宅地付近を通る西回りルート(4・8キロ区間)のバスに試乗。乗務員が必要に応じて手動に切り替える「レベル2」での走行における安全性を確認した。
市担当者は「2027年度中に『レベル4』(特定の条件下での完全自動運転)の社会実装と有料サービス化をめざす」と意気込んでいた。
赤羽氏は「先進事例を成功させ、横展開できるよう予算確保などで応援していきたい」と述べた。